フィンランド 夏の芸術祭 Taiteiden yö 2017

 

Moi! こんにちは!

はじめまして、フィンランドに留学しているMoeです。

 

12月のヘルシンキはとにかく日照時間が短い!雪や曇りが多くて、たまに晴れるとそれだけで幸せな気分になります。8月の青空と暖かな日差しが懐かしい……ということで今回は、もうだいぶ前のことになりますが、824日にヘルシンキを中心に開催されたTaideiden yöというアートフェスティバルを紹介します。

 

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Taiteidenは直訳すると芸術。夕方から深夜まで芸術を楽しもう!とヘルシンキ中で(一部隣のエスポー市でも)様々なイベントが開かれました。8月のフィンランドは、なんと日の入りが21時ごろ!夜遅くまで空が明るいからこそ、夜の芸術祭がより楽しめるのです。

 

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Taiteiden yö のプログラムは音楽、朗読、ダンスのパフォーマンスから、多国籍の屋台、手作り雑貨の出店、そして参加型のものなどとにかくたくさん!流石に全てを見て回ることは出来ませんでしたが、面白かった展示を紹介します。

 

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Taiteiden yöの中心会場でもある元老院広場からほど近い路地で開催されていた、TypoCraftHelsinki'17。建物の中に入ると、1階ではコテージのモデルハウスが展示されていました。サウナの習慣があるフィンランドならではですね。

 

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2階に上がるとタイポグラフィーの展示です。まず目に飛び込んでくるのは、水墨画を感じさせるドローイングのインスタレーション。和紙のような薄い紙に墨やインクらしき画材で様々なモチーフが描かれています。テキスタイルの原画のようにも、一枚の絵のようにも見れる不思議な魅力を秘めた作品でした。

 

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奥には数字をテーマにしたタイポグラフィーのポスターが展示されていました。残念ながらフィンランド語が読めないため(泣)、このポスターが1人の作家による連作なのか、それぞれ別の作家によるものなのかは分かりませんでしたが、どれもシンプルながら計算されたタイポグラフィーと色使い・配置でした。インテリアとして飾りたくなります。

 

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展示には年代・性別を問わず多くの人が足を運んでいました。普段アートに関わりが少ない人もこの機会を利用してたくさんの作品・作家に触れ合えそうです。夕暮れの中、野外で夕食を楽しみながらいろいろなプログラムを見て回れる、とても素敵なイベントでした。

 

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